かみさんにばれてたツーリング日記

全国をバイクで走り回った記録

元「かみさんに内緒のツーリング日記」
バイク購入後約1年間隠して、内緒でツーリングに行ってました。
今は、晴れて公認! 最近はキャンプツーリングにも行ってます。

2023北海道ツーリング Day4 霧多布里まで

8/21(月)

さろまにあんの朝です。朝食は7:30からなので、それまで出発の準備。

この日も暑くなりそうで、実際朝から日差しが強い。

メッシュジャケットとメッシュパンツで走ることにしました。

いつもどおり、北海道の形をした目玉焼きを食べ、8時ごろ出発しました。

ここ、さろまにあんは出発の時、大きな旗を降って、みんなでお見送りしてくれます。

7月に泊まった湯布院ユースホステルは、カントリーロードを歌って見送ってくれます。

それぞれの宿によって違うので、面白いですしちょっと感動します。

ということで、皆さんに見送られながら出発。

最初に止まったのは、卯原内交通公園。

ここには、SLが展示されています。

結構寂れた感じですね。鉄道系YouTubeで紹介されていたのを思い出して寄ってみたというのが正直なところです。客車も展示されていて、以前は中にも入れたみたいですが、今は入れなくなっていました。

それにしても暑い。暑い時は涼しいところに行くしかないということで、次に立ち寄ったのは、オホーツク流氷館。ここ9時からやってます。

流氷の展示室。素晴らしく涼しいというか寒い。

濡れたタオルをぐるぐる回すと凍ります。

すっかり冷えました。コート着て入ったんですけどね。

実は、ここもよかったんですが、展示が結構勉強になります。

流氷って、生態系に大きな影響を及ぼしているんですね。これがないといろいろな水産物が取れなくなるようです。

こういうのを見ると、ますます冬に来て流氷を見たくなります。最近は流氷が来る時期も遅くなり、量も少なくなり、期間も短くなっているようで、2月後半から3月初めぐらいがシーズンのようです。もちろん、その年によって違うみたいですが。

ということでせっかく涼しくなったのに、暑い外に出て、次の目的地を目指します。

トイレ休憩で寄った止別駅。ここのラーメンも美味しいそうです。

この日は時間が早かったので、入りませんでしたがいつか来てみたいですね。

はい、やってきました。まっすぐな道。天に続く道に負けずとも劣らない道だと思います。

なかなかいい景色じゃないですか?登りきったところはT字路で、かつ車通りは全くないのでこんな写真が撮れます。

この道を戻って、道の駅パパスランドさっつるへ。水分補給と休憩をして、道の駅の切符を購入。

暑いので、どうしても休憩が増え、なかなか前に進みません。たぶんこの日は33度ぐらいあったと思います。道東としては異常な気温です。

約25km走って、着いたのは裏摩周展望台。

景色はいいんですが、日差しが強い!暑い!

養老牛を抜け、

セイコーマートで昼ごはんを買って食べ、2時間ほど気持ちよく走って着いたのは春国岱(しゅんくにたい)です。位置関係はこんな感じ。約100kmありました。

春国岱は、

春国岱は、北海道根室市春国岱にある風蓮湖と根室湾を分ける砂州で形成された面積約600haの湿地及び原生林である。 有史以来ほとんど人の手が入っておらず、高い原始性を保持しており、多様な植生、野生動物を見ることが出来る自然景勝地である。(Wikipediaから)

ということで、歩いてみます。

いい天気!でも釧路の近くとは思えないぐらいの暑さ。

鹿と鶴に出会えます。鹿は群れでいます。

クマが出ないようにスマホで音を流しながら歩きました。

ここは国道からすぐで交通量もそれなりにあるので、野付半島みたいな最果て感はないですが、それでも自然を楽しめるいい場所です。涼しければね。

ここから、宿までは比較的近いので、ちょこちょこ止まりながら車のほとんど走っていない北海道の道を楽しみました。

オロフレ湿原に至るダート。約5km。走りやすいです。

何もないところでした。この湿原は日本野鳥の会が所有しているそうです。

花咲線の線路を見たり、

景色を眺めたりしながら、霧多布岬を目指しました。

やはり霧多布岬は、霧が発生して何も見えませんでした。残念。

汗をかいて気持ちが悪かったので、温泉へ。

霧多布岬展望台からバイクで5分ぐらいです。

さっぱりして宿に向かいます。霧がすごくて、走っているだけでちょっと濡れる感じがありました。

霧の中を長時間走る際は、レインウェアを着た方がいいですね。

この日の宿は、食の宿 霧多布里です。

建物はかなり年季が入っています。部屋も昭和な感じの畳の部屋でした。

他の方は全員到着されていて、お風呂も空いているということで、風呂に軽く入って汗を流します。

この宿は、ご主人が24歳の時に始めたそうで、約40年の歴史があります。

昔は30人以上の人が泊まることがあり、てんてこ舞いだったそうです。

当時は寿司を提供していたようで、足りないと言われて追加で握っていたら、寿司が食べ放題という間違った解釈をされてしまい大変だったと話されていました。

今でも豪華な海の幸を提供しています。

夕食!お刺身が何層にもなっている豪華などんぶりです。

うまかったです。

正直、設備は古いし、館内はいろいろなものがごちゃごちゃあって、きれいとは言い難いですが、ご主人と話をして、豪華な海鮮丼をいただくだけでも価値があると思います。

この日は、40年前に泊まったことがあるとか、35年前に泊まったというライダーが来ていて、当時の写真とか見て笑ったり、驚いたり、楽しかったです。

 

ここ霧多布は、普段はとても涼しくて、エアコンなんて全くいらないそうです。

例年お盆を過ぎると、霧も少なくなって、寒くなってくるそうですが、やはり今年は異常で、気温が乱高下しているとのことでした。

部屋は扇風機があったので、夜は眠ることができました。

国道沿いですが、車の音もほぼしないので、窓をちょっと開けて休みました。

全開にすると、霧で部屋が湿ってしまうそうです。

 

翌朝は、こんぶをとる船が朝4:30に一斉に出航するとのことで、かなり迫力があるとのことで、それを見に行こうと10時ぐらいに就寝。

この日のルート。292kmでした。